今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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「RAW現像」で失敗写真をリカバー!~デジイチ初心者の強い味方
【今日の夕食】http://admin.blog.fc2.com/admin/images/icons/wysiwyg.gif
 今日の夕食は、焼肉(牛角)でした。妊婦の人が、「肉が食べたくてたまらない」そうです。娘(3歳2か月)も気に入ったようで、バクバクと食べていました。
 写真は、撮りそびれました。

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【今日のおじさん】「RAW現像」で失敗写真をリカバー!~デジイチ初心者の強い味方
 昨年(2013年)9月に、初めての一眼レフ(ミラーレス含む)、オリンパス「PEN E-PM2」を買いました。

 今回は、デジタル一眼で失敗写真を減らせる便利機能「RAW現像(ロウげんぞう)」について書きます。


★「RAWデータ」と「RAW現像」
 最初に、「RAW現像(ロウげんぞう)」とは何か、説明します。

 デジタルカメラの画像記録の流れを、下図1に示します。
<図1>
20140411z01.jpg
 次のような手順で、画像が記録されます。
1.レンズによって、撮像センサー(CCD、CMOSなど)に像が結ばれる。
2.撮像センサーの出力信号は、電圧として出力される。
 (明るい=電圧大、暗い=電圧小)
3.電圧は、A/D変換器によって、デジタル信号(RAWデータ)に変換される。
 ※A/D変換器:アナログ→デジタル変換器 のこと。
 ※RAWデータ:「RAW」とは「生(なま)」で、「生データ」のこと。
4.RAWデータは、画像処理エンジンで、JPEGなどの画像データに変換される。
5.JPEGデータは、メモリカードに記録される。

 一般的なデジタルカメラでは、JPEGデータだけが、メモリカードに記録されます。しかし、デジイチ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼)や高級コンデジでは、JPEG画像だけでなく、中間生成データである「RAWデータ」も、メモリカードに記録できます(RAWデータも記録するように、設定が必要です)。

 RAWデータとJPEGデータには、下表のような違いがあります。この表は、オリンパスのミラーレス一眼「E-PM2」の例です。JPEGは、サイズによって画素数が異なるので、2種類を示しました。
 RAWデータJPEGデータ①
サイズ=M
JPEGデータ②
サイズ=L
拡張子*.ORF*.JPG*.JPG
画素数4608X3072
(最大サイズ,4:3)
1980X1280
(3Mサイズ,3:2)
4608X3072
(最大サイズ,4:3)
1画素の階調数4096階調(12bit)256階調(8bit)256階調(8bit)
データ圧縮による劣化なしありあり
ファイルサイズ14.6MB1.05MB2.14MB
※ファイルサイズは一例

 「RAWデータ」は、画像処理エンジンで処理する前の、撮像素子センサー出力そのままのデータです。一方の「JPEG」は、RAWデータを用いて、次のような処理がされています。
1.色別(R/G/B)になっている出力値を統合する。
2.色味(ホワイトバランス、仕上がり調整)の調整を行う。
3.明るさ、コントラストなどを調整する。
4.各種補正(歪曲補正、収差補正など)を行う。
5.出力データから点数を間引き、所望サイズにする。
6.出力データの階調数を減らす(12bit→8bit)。
7.データをJPEGに圧縮して、ファイルサイズを低減する。

 これらの処理は、カメラ内部では、「画像処理エンジン」によって行われます。しかし、「RAWデータ」を使えば、パソコンを使って処理することができます。これを「RAW現像」といいます。


★「RAW現像」で失敗写真を減らそう!
 「RAW現像」では、カメラに添付される「RAW現像ソフト」を使います。下は、オリンパスのRAW現像ソフト「OLYMPUS Viewer 3」の外観です。
20140411z1.jpg
※E-PM2付属のソフトは「OLYMPUS Viewer 2」ですが、ユーザーはオリンパスのホームページ[1]から、最新版「3」を入手できます(製品シリアルNo.が必要です)。
[1]オリンパスイメージング;ホーム > サポート&ダウンロード > ソフトウェア
http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/soft/index.html

 カメラでできることを、なぜわざわざパソコンでやるのか?
 RAW現像なんて、「カメラマニア」の道楽でしょう?

 と思うかもしれません。(私も思っていました。)

 ところが、RAW現像を使えば、初心者に多い「失敗写真」の枚数を、大幅に減らせるのです!
 初心者であるほど、RAW現像で受ける恩恵は多いと思います。
 そしてもちろん、RAW現像に慣れれば、自分のイメージに合わせて表現する「作品づくり」への道もひらけるはずです。

 以下では、RAW現像を利用した「失敗写真のリカバー」例を示します。
1.ホワイトバランス:イメージ通りの「色味」に修正
2.露出調整    :明るすぎ、暗すぎ、を修整
3.トリミング   :構図を修整


※同じRAW現像ソフトが使用できるオリンパスのカメラには、以下のような機種があります。
 ・OM-Dシリーズ:E-M1,E-M5,E-M10
 ・PEN シリーズ:PEN E-P5,E-P3; PEN Lite E-PL6,E-PL5; PEN mini E-PM2


★イメージ通りの「色味」にしたい!
 「ホワイトバランス(WB)」は、写真の色味を決める重要なパラメータです。ですが、初心者は、状況に応じてホワイトバランスを調整するほどの余裕はありません。このため、いつも「WBオート」で撮影してしまいます。
 便利なWBオートですが、家に帰って写真を確認すると、「あれれ色が違う」とガッカリすることも少なくありません。こんなとき、RAW現像を使えば、リカバーが可能です。

◎例1:晴れ着(七五三)
 七五三で、娘(3歳)の「晴れ着」を撮った例です。
zMB190054zz.jpgzMB190054a.jpg
元画像
90mm相当,F1.8,SS1/640,ISO200
ホワイトバランス調整
オート→日陰(7500K)
左:日陰での撮影になり、晴れ着の色がくすんでしまいました。
右:RAW現像でホワイトバランスを修正。イメージに近い色に修正できました。

◎例2:うなぎ
 めったに食べられない「うなぎ」を撮影しました。
zN4050362zz.jpgzN4050362a.jpg
元画像
58mm相当,F4.8,SS1/50,ISO3200
ホワイトバランス調整
オート→オート(電球色残しOFF)
左:店内の電球の色の影響を受けて、イメージと違う色で記録されました。
右:RAW現像でホワイトバランスを修正。「電球残しOFF」を使いました。

 なお、RAW現像でのホワイトバランスの調整は、画質にまったく影響を与えません。安心して調整できます。


★明るすぎる、暗すぎる写真を修整
 「露出」も、初心者が苦手な分野です。本来、撮りたい写真のイメージに合わせて、露出補正(EV+0.3、-0.7など)ができるとよいのですが、やはり余裕がありません。結果として、イメージよりも「明るすぎ」「暗すぎ」の写真を量産することになります。
 こんなときも、RAW現像で、ある程度リカバーできます。

◎露出オーバー気味
 晴天の屋外での撮影です。日差しの明るさを出したくて、プラス補正で撮りました。
zN4060447zz.jpgzN4060447aa.jpg
20140411z11.jpg20140411z12.jpg
元画像
28mm相当,F6.3,SS1/640,ISO200
露出調整
-0.7EV
左:明るさは表現できましたが、全体に白っぽくなったように見えます。
右:RAW現像で露出をマイナスに調整。陰影ができて、全体に落ち着きました。

◎露出アンダー気味
 逆に、画像が暗い場合です。夜、照明が少ないところでの撮影でした。撮影時は露出補正マイナスをかけています。
zN4050377zz.jpgzN4050377a.jpg
20140411z22.jpg20140411z21.jpg
元画像
28mm相当,F6.3,SS1/640,ISO200
露出調整
+1.7EV
左:見た目の雰囲気に近いですが、写真としては暗すぎるように感じます。
右:RAW現像で露出をプラスに調整。被写体がハッキリ浮かびました。

 RAW現像での露出補正の注意点は、調整幅が大きいほど、画像が劣化する点です。上の、露出アンダーの例(地蔵)では、元の写真で黒側にヒストグラムが振り切れています(黒つぶれ)。このような状態では、露出調整で明るさを持ち上げても、黒つぶれした部分はうまく調整できず、不自然になってしまう可能性があります。


★構図を変える!トリミング
 構図は、写真撮影でおそらく最も重要です。しかし初心者は、構図をあまり考えずにシャッターを切ることも多いです。何を写したかったか判然としない写真も、RAW現像でリカバーできることがあります。画面の一部だけ切り取る「トリミング」です。

◎横がはみ出た
 マイクロフォーサーズのアスペクト比(画面の縦横比)は通常「4:3」です。一方、一般的な一眼レフは「3:2」です。しかし、マイクロフォーサーズのカメラで「3:2」で撮影しておくと、良いことがあります。
 「4:3」センサーを使って「3:2」画像を記録するので、画面の長辺側がトリムされています。完成画像(JPEG)では、この長辺部分は消えてしまいます。しかし「RAWデータ」には、シッカリ残っているのです。下のように、薄オレンジの枠から出たところ(暗い部分)が、RAWデータに記録され、JPEGに記録されない部分です。
20140411z31.jpg

 RAW現像を使えば、この「消えた部分」を「復活」できます。つまり、画質を一切劣化させることなく、構図の微修正が可能なのです。
zN4060398zzz.jpgzN4060398a.jpg
元画像
28mm相当,F6.3,SS1/400,ISO200
トリミング
(サイズ変更なし)
左:残念!娘の姿が画面から少しハミ出してしまいました。
右:RAW現像で切れた部分を復活!体裁が整いました。

◎拡大
 次は、普通の「トリミング」です。
zN4060516zz.jpgzN4060516a.jpg
元画像
62mm相当,F8,SS1/500,ISO200
トリミング
左:娘の表情は良いのですが、主題が定まらない写真です。
右:「花と娘」が主題になるようにトリミング。(後ろの人の足が邪魔ですが…)

 上の例では、最終的な画像(JPEG)を3Mサイズ(1920X1280)としています。私の場合、用途が「L版プリント」「PCスライドショー」なので、これで十分です。元の画像(RAWデータ)は、14M(4608X3072)ありますので、約2.4倍までトリミングしても、画質の極端な劣化はないと思われます。
 ただ、写真の構図は撮影時に決めるのが基本、あまりトリミングに頼らないようにしたいところです。


★RAW現像のデメリット
 便利なRAW現像ですが、デメリットもあります。
 ・ファイル容量が大きい。(JPEGの約10倍)
 ・撮影時の記録に時間がかかる。(数秒/枚)
 ・現像処理に時間がかかる。(20~30秒/枚)

 特にファイル容量は、JPEG10枚分くらいあります。撮影枚数が大幅に減るので、注意が必要です。


★まとめ
 デジタル一眼の「RAW現像」について書きました。

 RAW現像を使えば、初心者に多い、次のような「失敗写真」をリカバーできます。

 ・色味がおかしい。
 ・明るすぎる、暗すぎる。
 ・構図が今ひとつ。

 RAW現像を使えば、初心者に多い「失敗写真」の枚数を、大幅に減らせます。
 初心者であるほど、RAW現像で受ける恩恵は多いと思います。


 ちょっと敷居が高く感じる「RAW現像」ですが、一度試してみると、ありがたさが分かります。

 まだ失敗リカバーくらいしかできませんが、いつかは、自分のイメージに合わせて表現する「作品づくり」ができるとよいなあ、と思っています。

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