今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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最新のガンプラ!~模型を作らずに楽しむ方法
【今日の料理】 2011/7/26 夕食
 今年の8月は,北海道で過ごす予定です.小樽に,マンスリーアパートを借りました.私と妻と娘(5.5ヶ月)とで,1ヶ月間暮らします.小樽には,妻の父が住んでいるのです.
 熊谷の8月は,尋常でない暑さです.娘の健康を考えて,ちょっと贅沢ですが,北海道に逃げ込むことにしました.関東圏の「夏の節電キャンペーン」にも貢献できますので,ちょうど良いと思っています.
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★米飯

★カレー
 昨晩の残りです.一晩たつと味がなじみ,おいしくなります.

★みそ汁,なす

★サラダ,アボカド・トマト・ツナ
 ノンオイル・食塩不使用のツナ缶「いなば・ライトツナフレーク 食塩無添加」を使用しました.味付けは,オリーブオイルと塩です.妻は,アボカドが好物です.

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【今日の玩具工学】 最新のガンプラ!~模型を作らずに楽しむ方法
 夏休みの自由研究のネタ探しの一助となればと,玩具工学をやっています.
 前回は,2足歩行するロボット玩具を紹介しました.今回は,ロボットつながりで,ロボットのプラスチック模型を紹介します.いわゆる「ガンプラ」です.


★新しい「ガンプラ」!
 「機動戦士ガンダム」は,1979年に放映されたアニメ番組です.この番組で活躍したロボットキャラクターが,「ガンダム」です.ガンダムのプラスチック模型(プラモデル)は「ガンプラ」と呼ばれ,放映終了後の1980年に発売されました.そして,このガンプラは,1981年に大ブームになりました.ガンダムの再放送の人気と,映画が上映されたことが,ブームのきっかけだったようです[1].
[1]松本・仲吉;俺たちのガンダム・ビジネス,日経新聞出版社,(2007)
 ガンプラブームの当時,私は小学生でしたが,ガンプラを入手するために,スーパーに開店前から並んだ記憶があります(このスーパーは,玩具も扱っていた).

 「ガンプラ」は,現在でも,新製品が発売され続けています.今回,最も新しい製品のひとつを,購入しました(図1).
 ・商品名 :リアルグレード 1/144スケールモデル
       RX-78-2 ガンダム
 ・販売元 :バンダイ
 ・購入価格:2080円(定価:2500円)
 ・発売日 :2010年7月
<図1>
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 「1/144(ひゃくよんじゅうよんぶんのいち)スケールモデル」とは,ガンダムの劇中の設定寸法に対して,1/144のスケールで立体化された模型,という意味です.1/144だと,模型の身長は,120mmほどです.かつて,ガンプラブームの頃は,1/144スケールのガンダムは,300円でした.約7倍の値段になっています.


★パーツを調べてみる
 中身を見てみます(図2).あまりのパーツ数に,驚いてしまいます.説明書によると,200個以上のパーツがあるようです.
<図2>
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 かつて300円のガンダムは,白色1色の成形で,パーツ数は約40個でした[1].これに対して,最新のガンプラは,多色で成形されています.白だけでも2種類ある,凝りようです.
 注目すべきは,1枚のランナーが,多数の色で成形されているものがある点です(図3).これは,「多色成形」という技術です.複数の色の樹脂を,順次,金型に流し込むことで,このようなランナーが成形できます.この技術は,プラスチック部品の成形方法としては,珍しいものではありません.しかし,多色成形は,単色成形に比べて高価です.このため,プラモデルのような,比較的安価なものに使用するのは,珍しいかもしれません.ある程度の数量が売れる見込みのある「ガンプラ」ならではの,製造方法と思われます.
<図3>
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 さらに注目すべきは,同じ「多色成形」の技術を使って,異種材料を成形しているパーツです(図4).このパーツでは,「ABS樹脂」と「ポリプロピレン(PP)」を,一体に成形しています.
<図4>
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 図5は,ABSとPPが一体成形された部品で,ガンダムの手首です.指および手のひら(ランナーに固定された部品)は,PPで成形されています.そして,指と手のひらをつなぐ部分(ボール状の部分)は,ABSで成形されています.
<図5>
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 PPは,接着が困難な材料として知られています.したがって,上図5のようにABSとPPを一体成形しても,両者が接着することはありません.つまり,PPの部分に対して,ABSの部分を,自由に動かせるのです.このようにして,最新のガンプラでは,組立て作業を要することなく,自由に可動する手首を実現できるのです!

 さらに,パーツを詳しく見てみると,図6のような部品が目に止まりました.これは,ガンダムの使用する武器のひとつである,「ハイパーバズーカ」の筒の部分です.ランナーを含む平面に対して,平行な方向に,貫通穴が開いています.
<図6>
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 金型の構成を考えると,図6のような部品は,作るのが困難であると推察されます.
 プラモデルを製造する射出成形では,図7左のように,金型内部に溶けた樹脂を流し入れた後,樹脂が冷えて固まるのを待ちます.樹脂が固まったら,同図右のように,金型を上下に開いて,部品を取り出します.このとき,金型を上下に開く必要があるので,図6のような横穴があると,金型が開けなくなって困ります.
<図7>
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 これを解決するために,「スライドコア」とよばれる技術が使われます(ガンプラでは,「スライド金型」と呼ばれることもあります).スライドコアは,図8のように,金型を3方向(またはそれ以上の方向)に開きます.このとき,上の型と一緒に,横の型がスライドしながら抜けていくので,「スライド」の名が付いているのです.
<図8>
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 スライドコアも,金型が複雑で高価になります.このため,形状の複雑化がやむをえないカーモデルの車体などを除いて,プラモデルに用いられることは珍しいと思います.

 さらに部品を眺めていると,面白い形状を見つけました.ランナー(各部品をつなぐ棒状部分)の一部が,くるりと位相がずれたようになっているのです(図9のT字形状の部分).これは,一体,何のためなのでしょうか?
<図9>
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 正解は分かりませんが,可能性として,樹脂の流量の調整のための,弁のような役割を担っているのでは,と推定されます.ランナーは,成形時には,樹脂の流れる通り道です.この通り道が適当でないと,部品の細かい部分まで樹脂が行き渡らないことがあります.通り道の一部を回転させると,通過できる樹脂の量が絞られます.したがって,樹脂の流れをコントロールできるのかもしれません.

 図10は,パーツの余白部分です.よく見ると,時計のような模様が,2つ並んでいます.
<図10>
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 この模様は,製造の時期を示すものと思われます.すなわち,右の数字0~9は製造年を,左の数字0~9とXYZは製造月を表しているのでしょう.X=10月,Y=11月,Z=12月で,製造月の表記方法としては,一般的に用いられているもののようです.この現品では,年=1,月=5を指しています.すなわち,2011年の5月に製造されたものと,推察されます.


★完成,できますか?
 以上のように,最新のガンプラのパーツを見てきました.しかし,あまりに部品点数が多いため,完成させる自信が,まったくありません.いったい,どんな模型が完成するのでしょうか?

 残念ながら,説明書に記載の完成写真は,著作権が心配のため掲載できません.そこで,文献[2]の写真を,ご参照ください.
[2]バンダイ;バンダイ ホビーサイト-ガンプラ製作レポート
 http://bandai-hobby.net/site/gunpla_build_02a.html


【今回の結論】
 最新の「ガンプラ」には,最新の技術が盛り込まれています.最新のガンプラは,作らずに,部品を眺めているだけでも,1週間は楽しめそうです.

次回は,ミニカーです.


<補足>2013/1/5
 この後、このガンプラが完成しました。こちらの記事。


<補足2>2013/1/5
 図9のT字形状の部分の使い道として、より可能性の高そうな説を見つけました。
 図9のランナーは、図2の左下のランナーです。これは、図2の左中央のランナーと、一部の部品が共通になっています(これらは、左右の手足のパーツであり、左右とも同じ形状の部品です)。T字形状の部分を回すことで、共通部分以外に湯(樹脂)が回らないようにすれば、共通部分だけを作ることができます(図2の左下のランナー)。全体を作りたいときには、T字形状を回して、全体に湯が回るようにします(図2の左中央のランナー)。これによって、金型の製作数を減らして、コストを低減できると考えられます。



最近のガンプラは,各関節が広範囲に自由に動き,驚きます.それに比べて,最近の育休おじさんの関節の可動範囲の狭さときたら!
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