今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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オリンパスRAW現像、グラフィックボードによる高速化の試み~OLYMPUS Viewer 3+nVIDIA GEFORCE GT710
【今日の夕食】
 今日は妻カレーですよ!
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Panasonic GX7+LGV12-32mmF3.5-5.6、EFL44mm、F4.8、SS1/125、ISO3200;EV+0.7
★米飯、カレー
 ハウスカレーです。そのままはもちろん、コスモ食品の「マサラソース」をかけたりしながら、おいしく頂きました。

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【今日のおじさん】オリンパスRAW現像、グラフィックボードによる高速化の試み~OLYMPUS Viewer 3+nVIDIA GEFORCE GT710
 この記事では、オリンパスのRAW現像ソフト「OLYMPUS Viewer 3」で、グラフィックプロセッサーの援用機能を試しています。
In this topic, I tried to use GPU (Graphic Processor Units) for RAW processing. The graphic board is equipped with nVIDIA GEFORCE GPU. OLYMPUS Viewer 3 says that it can apply GPU for RAW processing to get faster processing speed. But actually how fast it will be?


★オリンパスのRAW現像が遅すぎる!
 オリンパスのミラーレス一眼レフ(ノンレフ)で、子供撮りを楽しんでいます。ただし不幸なことに、撮影の技量が不足しています。露出不良(顔が暗い)や構図不良(余白が多い)のリカバリーのために、RAW現像を使う機会があります(→こちらの記事)。
 オリンパスのミラーレス一眼レフには、RAW現像ソフト「OLYMPUS Viewer 3」が付属しています(旧バージョンの場合、webサイト[1]からダウンロード・更新が可能)。ただ、残念ながら、このソフトは、動作がかなり遅いのです。私の使用環境ですと、1枚の現像に、30秒弱かかります。10枚現像すれば、5分です。時間がかかるために、なるべくRAW現像をしたくない、と思ってしまいます。それに、何より、せっかちなので、待ち時間を待っていられない。
[1]オリンパス:ホーム > サポート&ダウンロード > ソフトウェア
http://cs.olympus-imaging.jp/jp/support/cs/soft/index.html

 当方所有PCのCPUが、あまり速くないのが原因かもしれません。CPUは、AMDのELITE・A4-4020(3.20GHz、デュアルコア)を使用しています。何とかして、RAW現像速度を上げれないものか、と思っていたのですが、朗報を得ました。OLYMPUS Viewer 3 の、ver.2.1(2016/11/2リリース)から、「グラフィックプロセッサーを使用した RAW現像処理に対応しました。」というのです[1]。
 GPU(グラフィックプロセッサ)は、多数の演算ユニット(コア)を有していて、並列処理が得意、と聞いた記憶があります。GPUを使えば、それほどパワフルでないCPUでも、RAW現像が早くなるはずだ!、と、期待が膨らむのでした。


★「いちばん安いやつ」を選べ!
 そんなわけで、初めて「グラフィックボード(グラフィックカード、ビデオボード、ビデオカード)」なるものを、購入することにしました。価格は様々で、5000円~10万円まで、ほんとうに「ピンキリ」なのです。高級なボードは、3Dゲームなどを快適に楽しむために、有用なようです。しかし今回の目的は、「RAW現像速度の向上」です。可能な限り出費を減らしたいところです。そこで、予算1万円以下、を設定しました。
 次に、メーカーですが、グラフィックボードのメーカーとしては、ASUS、msi、玄人志向、などがあります。搭載プロセッサとしては、nVIDIAの「GEFORCE(ジーフォース、ジーイーフォース)」、AMDの「RADEON(ラデオン、ラディオン)」が有名なようです。
 また、重要なポイントとして、「ビデオメモリー」があります。OLYMPUS Viewer 3でGPU援用を行うためには、「2GB以上のビデオメモリー搭載」が、必須要件となっています。私の現状のGPUは、AMDのCPU・A4-4020に搭載されているのですが(APUユニット)、ビデオメモリーが2GBに満たないため、使用不可なのです。このため、外付けのグラフィックボードが必要になります。

 予算1万円以下でメモリ2GB以上の条件では、次のプロセッサ搭載のボードが、入手性が良好なようです。
GPUメーカー型式コア数クロックボード価格
nVIDIAGEFORCE GT710192954MHz4,000円
nVIDIAGEFORCE GT730384902MHz7,000円
AMDRADEON R7 240384780MHz8,000円
※ボード価格はビデオメモリ2GB搭載した商品の、アマゾンの代表価格。2017年5月時点、税込。1000円単位丸め。
 
 CPUとの統一感から、できればAMDが良かったのですが、今回は「一番安いやつ」で試してみる、ということで、「GT710」を選ぶことにしました。以下3点を候補としました。いずれも、搭載メモリーは2GBです。
・msi:GT710 2GD3H LP … 4300円
・ASUS:710-2-SL-BRK … 4700円
・玄人志向:GF-GT710-E2GB/LP …4200円


 スペック上、注意したのは「コア数」です。現状CPUの3.2GHz・2コアに対して、クロックはいずれも劣るのですが、コア数は大幅に勝ります。並列演算では、コア数×クロック数で、総演算量が決まるはずです。具体的に計算すると、3.2GHz×2コア=6.4GHz。GT710ならば0.95GHz×192コア=182GHzとなります。すなわち、最も安価なGT710でも、単位時間あたりの演算量は、約30倍になると期待できます。


★これがウワサの「GEFORCE」だ!
 マザーボードとの統一という点では、msiが魅力的だったのですが、やはり「一番安い」ということで、玄人志向を選定しました。唯一、冷却ファンが付いていて、動作が安定しそう、というのも選定ポイントではあります。そして、購入した現品が下の写真。
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 中身です。ハダカの電子部品が多数並んでいて、カッコウイイですね。PCIボードを購入するのは、約15年ぶりです。PCIボードは、比較的気軽に取り付けるて、「拡張」という達成感を得られるのが嬉しいです。
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 スロットは「PCI Express」という規格です。青いスロットがPCI Expressスロットで、2つあるようです。マザーボード型式は「A78M-S01」。msi製の、マウスコンピューター向けカスタム仕様のようです(ネット情報より)。
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 無事に、取付が完了しました。端子側の、ねじが付属していなかったので、手持ち品で代用しました。なかなか、悪くない感じです。
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 グラフィックボードには、ディスプレイ端子が付いています。ボードを挿して電源を入れると、自動的にグラフィックボード側のディスプレイ端子に切り替わるようで、古いほうのディスプレイ端子からは、信号が出力されなくなるようです。また、これまで、AMDのグラフィック(APU内蔵)を使っていましたが、新しいボードはnVIDIAになります。ドライバの変更(入れ替え)が、少々不安だったのですが、付属CDからnVIDIAのドライバーをインストールするだけで、正常に使えるようになりました。

 そして、OLYUPUS Viwerの設定です。ツール→オプションと開き、項目「グラフィックプロセッサー」を選びます。「グラフィックプロセッサー(GPU)を使用する」にチェックを入れて、グラフィックプロセッサー「GeForce GT710 (2048MB)」を選択します。OKを押してしばらく待てば、GPU援用の準備が完了したはずです!!
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★RAW現像は早くなったか?
 GPU援用の適用前後で、RAW現像の速度を比較します。私のPC環境は、以下の通りです。
・CPU(APU):AMD A4-4020、3.20GHz、デュアルコア
・メモリー:4.0GB
・グラフィック:
 1)変更前:A4-4020搭載 AMD RADEON HD 7480D
 2)変更後:nVIDIA GEFORCE GT710 2GB
・OS:Windows 8.1 64bit


 では、始めます。まず、グラフィックボードの搭載前。GPU援用なし。5枚のRAW現像を行ったときの、総所要時間は2分13秒=133秒でした。1枚あたり、約27秒となります。
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 次に、グラフィックボード搭載後。GPU援用なし。所要時間は3分10秒=190秒。1枚あたり38秒と、あれ、悪化している?
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 もう一度試すと、134秒となり、グラフィックボード搭載前と同様でした(27秒/枚)。裏プロセスの影響でしょうか…。
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 そして、いよいよGPU援用オンの結果です! 所要時間3分42秒=222秒、44秒/枚。なんと、これまでで最悪の結果です!
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 もう一度試すと、141秒となりました。28秒/枚は、GPU援用なしと同様です。
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 さらにもう一度試しましたが、137秒、28秒/枚でした。
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 結論。今回試した環境では、GPUを使っても、RAW現像の速度は一切向上しません。
 こういうの、なんていうか、ボク知ってるよ。「安モノ買いの銭失い」って言うんだよね~。


★CPU買い替えが良いかも。
 なぜか。いくつかの原因が考えられます。
a)OLYMPUS ViewerのRAW現像では、CPUによる演算が中心で、GPU演算が必要な部分は限定されている。
b)今回のGPUのパワーやメモリーが貧弱で、十分な効果が得られない。

 OLYMPUS Viewerのグラフィックプロセッサーの設定画面には、「PCの状態によっては、GPUを使わない場合があります。」とあります。もしかすると、GPUを積極的にバリバリ使っていく、という設計思想にはなっていないのかもしれません。高額のGPUを購入しても、「抜群の効果」は期待できないかも、というのが、当方の抱いた印象です。

 それでももう一段上のグラフィックカード、となると、2万円程度を見たほうが良さそうです。一例として、
・AMD RADEON RX470 +4GBメモリー
・nVIDIA GEFORCE GTX1050Ti +4GBメモリー


 ここまで高額になると、「お試し」には出費が大きすぎます。それならば、CPU(APU)換装のほうが現実的で、メリット大かもしれません。RAW現像以外にも効果があることですし。当方PCのマザーボード「A78M-S01」に対応しそうなCPU(APU)を、同等品と思われる「A78M-E3」情報[2]より推定しました。予算1万円で、クアッドコアのものを選びました。
・A10-7850K :3.7GHz×4コア
・A8-7670K  :3.6GHz×4コア
・A8-7600   :3.1GHz×4コア
[2]msi:Support For A78M-E3
https://jp.msi.com/Motherboard/support/A78M-E35.html#support-cpu


 しかし、自作PCの経験がないので、CPU交換は、少し敷居が高い気がします。きちんと勉強しておかないと、痛い目を見そうです。


(補足)
 もう一台のPC、CPU:intel i7 2670QM(2.2GHz、クアッドコア)+GPU援用なしで試したところ、5枚のRAW現像の所要時間は約90秒、1枚あたり18秒という、良好な結果でした。上で試したPC(3.2GHz、デュアルコア)の約1.5倍です。2.2GHz×4=8.8GHz、3.2GHz×2=6.4GHzで、比は8.8÷6.4=1.4倍ですので、なるほど単位時間あたり計算量に比例しそうです。CPU交換によって、かなりの効果が期待できそうではあります。


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i7+Quadroがオススメ
今晩はマツジョンさん。
ついにグラボに手を出されましたね。
私はi7 2860QM+nVIDIA Quadro4000で動画編集やってます。
レンダリングしなくてもハイビジョンプレビューが可能で、めちゃくちゃ編集しやすいです。
GeForceはゲーム用と言われていてQuadroは業務用らしいです。
AMDならCrossFireとかいうやつらしいです。
中古でも結構します。
私の動画にもアップしてますのでご参考になればと。
パパフォトグラファ | URL | 2017/05/15/Mon 02:08 [編集]
> パパフォトグラファ さん
 おはようございます。
 YouTube拝見しました。動画の本数が充実してきましたね。私もSSDドライブを使っていますが、非常に快適です。
 Quadroは、高級品ですね。今回のビデオボードですが、動画ソフト(パナのムービー付属)が少しだけ早くなるようで、まったくの買い損でもなかったようです。情報ありがとうございました。
マツジョン | URL | 2017/05/20/Sat 10:39 [編集]



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