今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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自分で砂型をつくる喜び!~鋳物作り体験の屋台
【今日の料理】 2011/11/1 夕食
 今日は,妻と娘(8.7ヶ月)は,午前中から立正大学の育児支援センター「ベアリス」へ.育児仲間と,ランチをして帰ってくるとのことでした.
 その間,私は,昼食とスポーツジムへ.しかし,私の留守中に,妻が先に帰ってきてしまいました.妻は,自宅(賃貸マンション)の鍵を持っていなかったため,玄関の外で待つことになってしまいました.
 帰ってみると,妻は娘を抱いて,階段に座っていました.なんだか行き場のない母子のようで,かわいそうでした.ごめんなさい,妻.
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★米飯

★スープ,玉ねぎ・じゃがいも・春菊・卵

★さんま干物,大根おろし
 1枚=98円の,さんま干物です.大根おろしと醤油で,頂きました.醤油をちょっとだけたらすと,とても美味になります.

★キムチ

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【今週の散歩】 自分で砂型をつくる喜び!~鋳物作り体験の屋台
 前回に引き続き,「ものつくり大学」で開催された「人づくり・ものづくりフェア埼玉2011」(2011/10/29~10/30開催)に関する記事です.
 今日は,このフェアで体験できた,「鋳物(いもの)製作体験」についてです.


★鋳物製作体験
 鋳物製作体験では,砂で鋳型を作り,これに溶けた金属を流して,鋳物を作ることができます.鋳型を作る作業を自分で行い,金属を流すのは係の人にやってもらいます.この出し物は,「川口鋳物工業協同組合」と「埼玉鋳物技能士会」の提供によるもののようです(受付時にに頂いた用紙の記載より).
 この出し物を見た瞬間,恥ずかしながら,大興奮してしまいました.鋳物というものを,ぜひ一度自分で作ってみたいと,ずっと思っていたからです.まさか,こんな場面で,夢が叶うとは!
 「とにかく,すぐやりたい!」
 写真をとってくれと,妻にカメラを押し付けながら,周囲の子供や大人を押しのける勢いで,受付に向かいます.

 作るのは「キャラクター文鎮」です.イルカ,アンパンマン,トトロ,ミッキーマウス,かぶとむし,ドラえもん,など,いろいろなキャラクターから,ひとつを選びます.本来は,小学生くらいの子供向けの出し物のようですが,自分のために参加する育休おじさんです.(こういうとき,幼い娘がいると,口実ができて便利です.)
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★木枠と砂で鋳型を作ろう!
 選んだのは,「アンパンマン」と称されるキャラクターです.木型は,キャラクターの型が設置された板の上に,木枠がはめこまれたものです.キャラクター部分の材質は不明ですが,模型工作に使う「エポキシパテ」のようなものかもしれません.手の部分から円錐状に伸びる凸部が,溶けた金属を流すときの入口(湯口)になるところです.
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 木型に砂を詰めます.砂は,黄土色をした,キメの細かいものでした.鋳物用の砂には,「ケイ砂」がよく使用されるそうです[1].乾燥はしているのでしょうが,しっとりとした手触りでした.鋳物用の砂を見るのも,触るのも,はじめてなので,とても興味深いです.
[1]原田;CO2プロセスの特性を活用した鋳造表現の教材化,愛媛大学教育学部紀要56巻,(2009)
http://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2009/pdf/20.pdf
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 砂を山盛りに詰めたら,突き棒(スタンプ)で突き固めます.これによって,木型の中に,砂が隙間なく詰まるようにします.
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 余分な砂を落とします.
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 木型の上に,中央に穴のあいた板を設置します.穴に布を当てて,エアガンで炭酸ガス(CO2)を,注入します.鋳物砂の中には,「ケイ酸ソーダ(水ガラス)」が含まれており,炭酸ガスと反応して,硬化するそうです.これを,「CO2プロセス」と呼ぶそうです[1].今まで,砂がそんなにしっかり固まるものか,不思議だったのですが,このような工程があるとは,初めて知りました.
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 板を,穴のないものに変えて,ひっくり返します.プラスチックハンマーで叩いて,木枠を外します.
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 木枠が外れて,砂の「鋳型(いがた)」が完成しました.キャラクターの形が,きれいに転写されています.
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★溶けた金属「湯」を注ぐ
 金属を溶かした釜(炉)です.ひしゃくで,溶けた金属をすくいます.釜の横には,溶かす前の金属の塊(インゴット)があります.この金属は,「亜鉛」とのことでした.正しくは,亜鉛合金かもしれません.鋳物用の亜鉛合金(亜鉛Zn+少量のアルミAl+微量のマグネシウムMg)の融点は,例えば400℃弱です[2].
[2]ジンクエクセル;亜鉛合金
http://www.zinc-excel.co.jp/alloy/alloy.html
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 いくつかの鋳型を集めて,重ねます.これに,溶けた金属(湯)を注ぎます.
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 湯を注いだら,冷えるのを待ちます.完成まで,30分くらいの時間が必要,とのことでした.
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 この後,型をばらし,製品を取り出すのですが,この場面を見ることができませんでした.鋳型の崩し方や,砂の再利用の可否など,興味があったのですが,残念です.
 屋台の裏には,グラインダーがあり,湯口の部分の切断や,バリとりを行っているようです.炭酸ガスのボンベも見えます.
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★完成!「キャラクター文鎮」
 型を作ってから,製品が完成するまで,30分ほどかかります.そこで,しばらく他の屋台を回ってから,引き取りに戻りました.すると,いくつか並んだアンパンマンの中から,好きなものを選んでくれ,とのことでした.自分が作ったものを,もらえるわけではないのですね.
 完成した製品「キャラクター文鎮」です.砂の鋳型なので,砂粒の凹凸が転写されており,なんとも味があります.ところどころに見える気泡(「す」)も,チャームポイントに見えます.まさに,「あばたもえくぼ」です.
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 この製品では,左手の先に,湯口がありました.湯口を切り取った跡が残ります.
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 娘がハロウィン会でもらったお面と,並べてみました.
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 このキャラクター文鎮,娘に与えてみましたが,重すぎるのか,すぐに落としてしまいました.あまり,興味が無いようです.


 この出し物の優れた点は,露店ほどの狭いスペースに,鋳物工場の全ての要素を詰め込んである点にあると思います.川口鋳物工業協同組合では,この鋳物作り体験を,年間9回行っているそうです[3].素晴らしい取り組みだと,感動しました.
[3]川口鋳物工業協同組合;鋳物ニュースweb版 2011年7月号
http://www.kawaguchi-imono.jp/news/1107/04_1.html

 プラスチック部品の金型は,仕事で関わることも良くありますが,鋳型に触れるのは初めてでした.今まで,「砂で型を作る」と言われても,ピンと来ませんでした.この出し物は,小学生くらいをターゲットとしているようですが,機械工学を学ぶ大人にも,とても有用と感じました.



鋳物作りは,とても面白かったです.「生きていて,良かった.本当に良かった.」と,大げさに思うほど,面白かったです.
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