今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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宮古島の生活を支える「地下ダム」~地下ダム資料館
 11月10日から、妻と娘(9.4ヶ月)とで、宮古島のウィークリーマンションに、2週間滞在しています。
 今日も、一日よく晴れました。明日は朝の飛行機で宮古島から帰ります。最後なので、ビーチでのんびりと過ごし、リゾート気分を満喫しました。妻は、娘を連れて海に入り、娘も喜んでいたようです。
 今日は外食です。店は、「味のみやこ」です。
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★薬草安眠鍋
 安眠作用があるといわれる薬草「クヮン草(アキノワスレグサ)」などを使ったという、鍋です。薬草鍋ですが、香りはそれほどなく、食べやすかったです。「葉っぱ」や「根っこ」が好きな人には、ぜひお勧めします。

★フーチャンプルー
 麩(ふ)を使った、炒め料理です。味を吸った麩の食感が、癖になります。妻は、すっかり好きになり、スーパーで大量の麩を買って帰ることになりました。


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【今日の宮古島】 宮古島の生活を支える「地下ダム」~地下ダム資料館
 今日は、宮古島の生活を支える「地下ダム」を紹介します。


★「地下ダム」とは?
 地下ダムについては、宮古島の南、福里にある「地下ダム資料館(コミュニティー施設)」で、詳しく紹介されています。
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 地下ダムとは、地下水を蓄えるダムで、宮古島のものは、「世界で初めての大型地下ダム」だそうです[1]。
[1]宮古島市;農業に関わる水資源の概要
 http://www.city.miyakojima.lg.jp/site/view/contview.jsp?cateid=8&id=539&page=1

 宮古島は、もともと、水が豊かな土地ではなかったようです。その理由は、宮古島の地層にあります。下の写真は、「宮古市総合博物館」に展示されている、宮古島の地層のモデルです。上から、「表土(石灰岩風化土)」、「琉球石灰岩」、「島尻粘土層」、となっています。
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 琉球石灰岩は、サンゴに由来する石灰岩で、多孔質です。このため、水を通しやすい特徴があるそうです。
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 宮古島では、石灰岩が水を通してしまうので、地表には水が留まりにくい傾向があります。このため、宮古島には、川らしい川がありません。水は、地下水となって、海まで流れてしまうのです。こうした理由から、宮古島は、「非常に水の乏しい島」として位置づけられていました[1]。

 しかし、宮古島は、降雨量は多いので、地下水は豊富です。この地下水を有効に利用するために建設されたのが、「地下ダム」です。
 下の図は、地下ダムの有無での、水の流れを比較したものです(地下ダム資料館)。地下ダムでは、地下に「堤体」を埋め込みます。堤体によって、地下水の流れをせき止めて、地下水を貯めます。これによって、地下水を安定的に採取できるようになります。海からの水の逆流を防ぎ、淡水の地下水を得やすくする効果もあるようです。
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★実際の地下ダム
 地下ダム資料館には、宮古島の地下の起伏を示したモデルがあります。スイッチを操作すると、宮古島が真っ二つに割れて、地下の様子が現れます。サンダーバードの基地みたいな、豪快な仕掛けです。
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 この地下の様子は、宮古島の地層のうち、水を通す琉球石灰岩を取り除き、水を通さない島尻粘土層の部分の起伏を示したものと思われます。地下にも、山と谷があることが分かります。地下ダムは、この「地下の谷」を利用して、地下水を貯水する施設です。現在、3基の地下ダム(砂川地下ダム、福里地下ダム、皆福地下ダム)が建設済みのようです。
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 地下ダムは、地下にあるため、見えません。しかし、水量や流出量などを管理するために、地下ダムの一部を地上に露出させた箇所があります。ダム資料館のすぐ横には、実際に完成した地下ダム「福里地下ダム」の一部が、地上に露出させられています。
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 写真の手前側が、貯水部分です。この施設では、貯水部分には水しかありませんが、地下ダムの本体では、琉球石灰岩が詰まっているはずです。石灰岩の空孔に、水が貯まる仕組みです。中央に見えるデコボコした壁が、地下ダムの「堤体」です。これで、地下水をせき止めています。そして、堤体を越えて、海に向かって水が流れています。海の側も、地下ダム本体では、琉球石灰岩が詰まっているはずです。
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★農業を支える地下ダム
 地下ダムは、主に農業用水の安定供給を目的として、開発されたようです。
 下は、地下ダムの水の利用方法を示した模型です(地下ダム資料館)。地下ダムからポンプで汲み上げられた水は、いったん地上のタンク「ファームポンド」に蓄えられます。このファームポンドから、畑に設置された散水設備などに、水が供給されます。
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 散水設備の代表的なものが、「スプリンクラー」です。このほか、水の自動販売機のようなもの(かんがい散水施設・Ⅲ型方式、500リットルで10円)などもあります[2]。いずれも、宮古島の各地で見られます。
[2]宮古土地改良区;
http://www.m-kairyouku.com/
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 宮古島の有名な農産品、マンゴーやサトウキビは、地下ダムによって支えられているのですね。(地下ダムの水が、飲料水用に積極的に使われているのかどうかは、分かりませんでした。)


★地下ダムの作り方
 地下ダムは、地下水の流れをせきとめたダムです。地下ダムの作り方は、地下ダム資料館で、詳しく説明されています。
 下の模型は、地下ダムを作る工程です。左から順に、進みます。実際の地下ダムは、「地下連続壁工法」と「注入工法」を複合して建造されたそうですが、この模型は「地下連続壁工法」を示しています。大まかな流れは、
)ケーシング削孔:穴の入口部分を掘る。
)先行削孔   :穴を深く掘る。帰りに潤滑液(?)を吐出する。
)3軸削孔   :3本のドリルで同時に掘る。帰りにセメントミルクを吐出・混合する。
)越流部排除  :上面をならす。
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 3軸削孔で使ったドリル(実物)も、展示されていました。資料館の地下から天井まで届く高さで、見応えがあります。
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 目下、工事中の地下ダムもあります。「仲原鍾乳洞」の近くで、工事現場を見つけました。詳しくは分かりませんが、資料[3]から推定すると、「仲原地下ダム」だと思われます。3機のボーリングマシンが、活躍しています。
[3]内閣府沖縄総合事務局農林水産部土地改良課;地下ダム
http://ogb.go.jp/nousui/nns/c2/page1-2.htm
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 川のない宮古島ならではの「地下ダム」です。地下ダム資料館は、大人1人=300円。かなり見応えがあり、お勧めです。場所は、少し分かりにくいです。案内表示が「地下ダム資料館」でなく「コミュニティー施設」になっているところがありますので、要注意。

 私は、妻にかなり激しく反対されましたが、強引に(半分だまして)連れて行きました。しかし妻は、地下ダム資料館には頑として入らず、娘と駐車場で待っていました。確かに、リゾートの合間に見る施設ではなさそうです。でも、チラホラと見学者は来ていました。


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こんばんは。

宮古島に行ってらっしゃるのですね。いいな~。
私は沖縄大好きなので、八重山諸島にも行きましたが、東京とは違う時の流れを感じられて大好きです。

さて体験記、興味深く読ませていただきました。地下ダム面白そうですね。確かに散水システムはサトウキビ畑などで目にしますよね。これが水源だったとは・・・。ウチはツマが結構ダム湖などが好きなので、今度是非行ってみようと思います。
aqua | URL | 2011/11/24/Thu 00:07 [編集]
>aqua さん
 こんばんは.
 本日,宮古島から帰ってきました.とても楽しく過ごしました.妻も私も沖縄は好きで,何度も行っています.
 
 宮古島は,飲料水も地下水からとっていますが,石灰岩を通っているので,かなりの硬水です.浄水場で硬度を落としているようですが,まだミネラルが多いのか,娘は下痢気味になってしまいました.結局,ペットボトルの水を使って解決しました.
 南国で雨が多くても,水利が良いとは限らないということで,勉強になりました.
マツジョン | URL | 2011/11/24/Thu 22:58 [編集]



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