今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

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失敗に学ぶ~圧力鍋の事故事例と安全対策
【今日の料理】 2011/1/9 夕食
 今日は,スポーツジムに行きました.私の育児休業中の目標のひとつは,「体力づくり」でした.資格取得なども考えたのですが,最も必要なのは,「丈夫な体」と結論したのです.
 ジムで行う主な種目は,ランニングと,自転車こぎです.1時間ほど運動して,風呂に入って帰ります.毎日というわけには行きませんでしたが,そこそこの頻度で通うことができ,生活習慣の一部になりました.ただ,目標の体力のほうは,自転車をこぐのが少し楽になった程度で,大きな変化は得られませんでした.でも,運動不足の解消に役立ったことは,間違いありません.
 育休が終わると,スポーツジムにも,なかなか通えなくなりそうです.運動不足にならないよう,注意したいです.
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★米飯

★中華風スープ,卵・ほうれん草・じゃがいも
 中華だし「味王(ウェイユー)」を使いました.

★手づくりギョーザ
 水ギョーザです.具は,豚挽肉・白菜・しめじ・人参・ニンニク・しょうが.味付けは,しょうゆ少々のみです.皮は市販品です.ポン酢しょうゆで食べました.
 自分で作ったギョーザは,あっさりとしていて,シンプルな味わいです.妻も私も,大好きです.ただ,作るのに時間がかかるのが,難点です.

★カブ挽肉煮
 昨日の残り.

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【今日の料理工学】 失敗に学ぶ~圧力鍋の事故事例と安全対策
 前回は,圧力鍋の安全対策について,調べました.圧力鍋には,多重の安全対策がなされており,事故を防ぐようになっています.

 安全対策がなされているとはいえ,完全に事故を防ぐことは,困難です.
 今回は,圧力鍋による実際の事故の例を,調べてみました.


★圧力鍋の事故には,どんなものがある?
 圧力鍋の事故例は,サイト[1]から,取得しました.このサイトは,独立行政法人の「製品技術評価基盤機構」が運営しているものです.この法人は,「経済産業省の製品安全行政の一環として,昭和49年から暮らしの中で使用される製品によって起こった事故の情報を収集、調査,分析,公表を行って」いるそうです(ホームページより).
[1]製品技術評価基盤機構;製品安全分野-事故情報の検索
http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

 サイト[1]では,1996年度から収集した事故情報が,データベースになっており,検索が可能です.検索結果から,事故の発生日,事故の顛末,原因などの,詳細な内容を知ることができます.
 今回は,キーワードを「圧力鍋」として,検索しました.ヒットしたのは,27件でした.うち1件は,ガスコンロが原因と思われる事故でしたので,残りの26件を,今回の調査対象としました.

 得られた26件の事例について,以下を調べました.
 a)調理物の種類
 b)発生したタイミング(加熱中,冷却中,など)
 c)事故の形態(フタが飛んだ,蒸気が漏れた,など)
 d)事故の原因(使用不備か,製品不備か)
 e)事故による損害(やけど,打撲,など)

 事故の原因については,上述のデータベースにも掲載されています.しかし今回は,データベースに記載された事故の内容と原因を参照して,当方が独自に事故原因を分類しました.


★圧力鍋の事故例を分類すると
 調査結果です.

a)調理物の種類
 調理物の種類は,図1の通りでした.
 「豆」が,全体の約1/4でした(26件中,7例).豆の皮が,蒸気の出口(ノズル)を塞いでしまうと,圧力が異常に増大してしまい,事故のおそれが高まります.(安全弁はありますが,こちらも塞がれてしまう危険があります.)
 また,この7例中,3例は,豆を連続して複数回調理していました.豆を入れ替えるときに,ノズルの掃除が不十分だった可能性もありそうです.圧力鍋を連続して使用するときには,面倒でも,1回調理が終わるごとに,きちんと掃除することが大切だといえそうです.
 「高粘度物」は,ルウを加えたシチューやカレーです.これらの調理物も,ノズルを塞ぐ原因になります.
<図1>
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b)発生したタイミング
 発生したタイミングは,図2の通りです.
 「加熱中」が,最も多い結果でした.やはり,圧力をかけているときが,一番危険だということでしょうか.
 なお,「移動中」は,フタをあけた後に,鍋を作業のために移動する最中です.このときの事故は,「取っ手が外れる」などで,圧力鍋に限らず,発生しうるものです.
<図2>
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c)事故の形態
 事故の形態は,図3のようでした.
 最も多いのは,「フタが飛ぶ」でした.圧力鍋の圧力が異常に高まって,フタが外れる事態に至ります.鍋が破裂するような事故は,見当たりませんでした.圧力鍋においては,フタと本体の連結部が,一番弱いところと言えそうです.
 「蒸気漏れ」は,安全装置のひとつである「安全スリット」からの蒸気(または調理物の漏れ)で,やけどをしたというものです.蒸気の漏れは,安全スリットが正常に機能したためのものですが,これによって事故が生じることもあるようです.安全スリットからは,蒸気が漏れる可能性があることを,知っておくべきと思います.
 「部品飛び」は,26件中1件で,圧力を付与するための「おもり」が飛んだものでした.
 「取っ手折れ」は,鍋の持ち運びのための取っ手が折れたもので,普通の鍋でも生じうるものです.
<図3> 
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d)事故の原因
 事故の原因を,「使用不備」と「製品不備」に分類したのが,図4です.それぞれ,以下のような事例がありました.
●使用不備
・フタの固定が不十分だった.
・ノズルの掃除が不十分だった.
・禁止されている調理物(ルウを入れたシチュー,所定量異常の豆など)を調理した.
●製品不備
・安全装置が無効な状態でも,使用可能な設計だった.
・フタと本体の固定部の寸法形状に,製造上の不備があった.
・部品を固定するネジが,緩みやすい設計だった.

 使用不備が半数を占めますが,製品不備も1/3ほどあります.圧力鍋のような製品は,安全対策は万全であってほしいものですが,不良品もあるのが実情のようです.(事故情報データベースという性格上,製品不備の占める割合が多くなっているのかもしれません.すなわち,製品欠陥がある場合には,正しく使っても事故が生じうるため,周知させる必要性が高い.)
<図4>
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e)事故による損害
 事故による損害を,下図5にまとめます.
 「やけど」が,大半を占めます.やけどの部位は顔や手で,15例中11例が,「重傷」とされています.重傷が多いのは,データベースに登録されるほどの事故は,重大事故であるためかもしれません.しかし,圧力鍋によって,思いのほか大きな怪我をする可能性はありそうです.(死亡事故は,ありませんでした.)
 また,圧力鍋のフタが飛ぶと,「打撲」や「器物破損」にもつながります.
<図5>
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★圧力鍋を安全に使うには
 事故の事例を踏まえると,圧力鍋を安全に使うには,次のような注意が必要です.
 ・説明書で禁止されている調理物(ルウを入れたシチュー,所定量以上の豆など)は,調理しない.
 ・普段より長時間加熱しても蒸気が出ないときは,一旦火を止めて,様子を見る.
 ・異常があるときでも,すぐにフタを開けず,十分冷めるまで待つ.
 ・蒸気の出口(ノズル)の掃除を,きちんと行う.
 ・連続して使用するときは,その都度,掃除を行う.
 ・部品にガタがないか,日常的に点検を行う.
 ・リコールがないか,過去の事故情報に目を通してみる.

 短時間で調理ができて,便利な圧力鍋です.正しく,安全に使用したいものです.


(補足) 2011/1/12
 圧力のかかった圧力鍋を開けたときの,フタが飛ぶ様子の実験例(動画)がありました.中身が,派手に飛び散っています. 
[2]国民生活センター;注意!圧力鍋の蓋が飛んでやけど(動画)-低解像度版
http://www.kokusen.go.jp/douga/20090219_1_news/n-20090219_1_low.html


【今回の結論】
 圧力鍋で事故が起きると,思いのほか重傷になることがありそうです.
 説明書をよく読んで,普段と違う異常を感じたら,すぐに火を止めましょう.そして,圧力が抜けるまで待ってから,点検をすると良いです.


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