今日のおじさん、なに食べました? (仮)

妻の料理と、おじさんの毎日の記録です。ほんのり工学テイスト。

omocha201612.jpg
↑↑↑画像クリックで、我が家のおもちゃを紹介します!↑↑↑
混合育児で授乳の場合でも,カロリーの追加は必要?~500ccが目安
【今日の料理】 2011/4/22 夕食
 今日は,妻の大好きなから揚げです.しかし,揚げ物は苦手で,また,カロリーを控えたいため,油を使わない唐揚げなのです(ソースには油が入っています).


★米飯,黒米入り

★みそ汁,なす

★オーブン唐揚げ,にらソース
 油を使わず,オーブンだけで作った,鶏の唐揚げです.文献[1]のレシピを参考にしました.
 鶏もも肉に,すりおろしたニンニク・しょうが,しょうゆ,酒をもみこんだ後,小麦粉と片栗粉をまぶして,オーブンで焼きます(200℃,25分.クッキングシートを敷く).油をつけていないのに,食感は,まさに唐揚げ.鶏肉から出た油だけで,十分うまみがあります.
 ソースは,みじん切りのニンニク・生姜を,ごま油で炒めた後,ニラを軽く炒め,昆布つゆ(希釈)を入れて一煮したもの.から揚げと,よく合いました.(オリジナルのレシピでは,ニラでなく,長ねぎを使います.)

★ゆで野菜,もやし・人参・しめじ,豆乳ソース
 ビタクラフトのフライパンで,無水調理.弱火で5分ほど.
 豆乳ソースは,文献[1]のレシピを参考にしました.豆乳と蜂蜜,レモン汁,塩を混ぜたもの.このままだと,サラサラ過ぎたので,少し煮詰めたほうが良かったかもしれません.残念ながら,今回のゆで野菜とは,合いませんでした.

★レンコンのきんぴら
 ごま油で七味を熱した後,レンコンを弱火でじっくり,ときどき返しながら,10~15分ほど炒めます.最後に昆布つゆで味付け,ゴマをふりかけました.文献[2]のレシピを参考にしました.これは,妻に,すこぶる好評でした.

★イエローミニトマト
 頂きものです.

[1]岡本正子;妊娠&授乳中のごはん150,日東書院,(2009)
[2]奥園壽子;超ムダなし!食べきりレシピ、家の光協会、(2009) 


【今日の料理工学】 混合育児で授乳の場合でも,カロリーの追加は必要?~500ccが目安
 我が家では,母乳とミルクの混合栄養で,娘を育てています.妻が授乳中ですので,妻のカロリーが不足していないか(あるいは,過剰になっていないか),気にしています.
 授乳中は,母乳の分だけ,余計にカロリーが必要と思われます.具体的には,どれくらいのカロリーが必要なのでしょうか?文献[3]によると,妊娠前に比べて,350kcal余計に必要,とのことです.(文献[4]では,450kcal余計に必要との記載あり.)

[3]「日本人の食事摂取基準」(2010年版),厚生労働省,(2009)
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html
[4]befa! 生後1ヶ月号,ベネッセ,(2010)

 しかし,この記載値は,100%母乳育児の場合です.我が家のように,混合育児の場合には,どうすればよいのかを,検討してみます.

 まず,上の「350kcal」の根拠を見てみましょう(450kcalについては,根拠が記載されていませんでした).文献[3]によると,
 ・母乳1Lあたりのカロリーは,663kcal/L,
 ・母乳の分泌量(=哺乳量)は,0.78L/day,
とのことです.
 したがって,100%母乳育児では,乳児の摂取カロリーは,Cbaby=663kcal/L×0.78L/day=517kcal/day,となります.しかし,100%母乳育児の場合の母体の摂取カロリーは,通常時+517kcalすればよいのかというと,そうではありません.なぜなら,出産後には,体重減少があるのが,正常な経過だからです.
 文献[3]によれば,標準的な体重減少は,0.8kg/月=0.027kg/day,とされています.そして,体重1kgの減少によって,6500kcalが得られるとのことです.つまり,母乳のために必要な517kcalのうち,Cbody=0.027kg/day×6500kcal/kg=176kcalは,体重減少によって(身を削って)得られるので,外部から摂取する必要はないのです.
 以上から,授乳中に追加すべきカロリーCaddは,Cadd=Cbaby-Cbody=517kcal-176kcal=341kcal≒350kcal,となります.

 さて,混合育児の場合を検討します.
 我が家で使っている粉ミルクのカロリーは,513kcal/100gとなっています[5].付属のスプーン1杯=2.6gで,20ccのミルクが作れます.したがって,ミルク1ccあたりのカロリーCa[kcal]は,次式で計算できます.
 Ca=(513kcal÷100g)×2.6g÷20cc=0.667kcal/cc

[5]森永乳業;「森永ドライミルク はぐくみ」製品記載事項

 文献[3]によると,母乳1Lあたりのカロリーは,663kcal/L(=0.663kcal/cc)とされていますから,この粉ミルクは,母乳とカロリーが同等になるように,調整されているのだと思われます.

 ミルクを,1日あたり,m[cc]だけ飲ませたとすると,ミルクから得られるカロリーCmilkは,Cmilk=m[cc]×Ca[kcal/ccc]となります.混合育児の場合,これだけではCbabyに足りませんので,不足分を母乳から得ます.母乳から得るカロリーは,Cbaby-Cmilk,となります.そして,母体が追加すべきカロリーCadd'は,次式1で表せます.
<式1>
 Cadd'=(Cbaby-Cmilk)-Cbody=(Cbaby-Cbody)-m×Ca=Cadd-m×Ca
 ここで,
 Cadd':混合育児のとき,母体が追加すべきカロリー[kcal]
 Cadd:100%母乳育児のとき,母体が追加すべきカロリー[kcal]=350kcal
 m:1日あたりのミルクの量[cc]
 Ca:ミルク1ccあたりのカロリー[kcal/cc]=0.663kcal/cc

 例えば,1日に,500ccのミルクを与えている場合には,
 Cadd'=350kcal-500cc×0.663kcal/cc=19kcal
となりますので,カロリーの追加は,ほとんど必要ない,ということになります.

 ミルクの量と,母体が追加すべきカロリーの関係式1を,グラフ化したものを,図1に示します.
<図1>
z20110422z1.jpg

 この図から,1日に与えるミルクの量が500ccを超えると,むしろ,摂取カロリーを減らさなければならないことが分かります.

 所要カロリーには,母体および乳児によって,個人差があると思われます.例えば,
・母体がもともと痩せている場合には,上述の体重減少0.8kg/月は,減少しすぎかもしれません.この場合は,体重減少で(身を削って)得るカロリーを,上述の176kcalより小さくすべきと思われます.よって,追加すべきカロリーCaddは,上述の350kcalよりも,増さなければなりません.
・乳児の体重が標準よりも多い場合には,乳児の必要カロリーCbabyは,上述の517kcalよりも,増す必要があると思われます.この場合も,母体が追加すべきカロリーCaddは,上述の350kcalよりも,増さなければなりません.

 これまで,我が家では,妻の母乳のために少しカロリーを増やそう,と考えていたのですが,妻の体重の減り具合が芳しくなく,今回のような検討をした次第です.我が家の場合,1日のミルク量は,約500ccです.したがって,カロリーの追加は,ほとんど必要ない結論となります.しかし,妻がご飯大好きなので,かわいそうで,減らせません.

【今回の結論】
・混合育児でも,ミルクの量が少ない(母乳が多い)場合には,母体はカロリーの追加摂取が必要,
 ミルクの量が多い(母乳が少ない)場合は,母体はカロリーの制限が必要,と考えられます.
・ミルクの量が500ccより多いか,少ないかが,ひとつの目安になると思われます.


お気に召しましたら
↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
にほんブログ村


【バックナンバー】
カロリー編・前の記事:食品カロリーの測定方法
カロリー編・次の記事:人間のエネルギー効率

カロリー編・一覧へ
関連記事
スポンサーサイト
omocha201612.jpg
↑↑↑画像クリックで、我が家のおもちゃを紹介します!↑↑↑









管理者にだけ表示を許可する





トラックバック
TB*URL







Copyright © 今日のおじさん、なに食べました? (仮). all rights reserved.